描画ツールとパレット - Yomogi マニュアル

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描画ツールとパレット

Yomogiには、ドット絵制作に必要な5種類の描画ツールと、柔軟に使えるカラーパレットが揃っています。このページでは、それぞれのツールの特徴と、効率的な使い分けを解説します。

5種類の描画ツール

ペン

もっとも基本となる描画ツールです。クリックで1ピクセルを塗り、ドラッグで連続した線を描けます。

ペンはすべての制作工程の基本です。キャラクターのアウトライン、細部の模様、ハイライトなど、ドット絵のほとんどの作業はペンツールで行います。拡大表示の状態でこまめに色を切り替えながら打つのが、きれいなドット絵を作る基本の所作です。

消しゴム

ピクセルを透明な状態に戻すツールです。ペンと同じように単発クリックでもドラッグでも使えます。

消しゴムは「塗った色を別の色で上書きする」のではなく、ピクセルを透明にするという点がポイントです。PNG形式でエクスポートしたときに透過を活かせるのは、この透明状態のピクセルです。

塗りつぶし

クリックした位置から、同じ色で繋がっている領域を一括で塗り替えるツールです。広い面積をまとめて塗りたい場面で活躍します。

塗りつぶしの範囲は 同じ色が上下左右で隣接している領域 に限定されます。斜めの接続は別の領域として扱われるため、斜めの境界越しに塗りつぶしが広がることはありません。意図せず広い範囲が塗り替わってしまった場合は、すぐに Undo で元に戻せます。

スポイト

キャンバス上のピクセルの色を吸い取って、現在の描画色に設定するツールです。既存の作品から色を拾いたいときや、「この辺りに使った色をもう一度使いたい」ときに便利です。

ドット絵は使う色を絞る(=少ない色数で表現する)ほうが統一感が出やすいと言われます。スポイトを活用することで、既に使った色を何度でも再利用でき、色数を増やしすぎないコントロールに役立ちます。

移動

キャンバスの表示位置をドラッグで動かすツールです。大きめのキャンバスで端まで描きたいときなどに使います。

描画中ではなく「表示位置の調整用」のツールなので、誤ってキャンバスを汚してしまう心配はありません。

24色パレットとカスタムカラー

Yomogiは、起動時点で24色の基本カラーパレットが用意されています。赤・青・緑といった基本色から、肌色・草色・空色といったドット絵でよく使われる色まで、バランスよく揃っています。

24色に好みの色がない場合、カラーピッカーで任意の色を指定できます。色相・彩度・明度を直接調整することも、HEXカラーコードを入力することも可能です。

色の履歴

一度使った色は、色履歴として自動的に保存されます。履歴は描画中にすぐ呼び出せるため、「さっきの色をもう一度使いたい」という場面で、パレットから探し直さなくて済みます。

ツール切り替えのコツ

ドット絵制作では、1枚の作品の中で何度もツールを切り替えるのが普通です。例えば次のような流れを繰り返します。

  1. ペンでアウトラインを描く
  2. 塗りつぶしで内側をベースカラーで塗る
  3. スポイトで既存の色を拾い直す
  4. ペンで陰影やハイライトを打ち込む
  5. 消しゴムではみ出した部分を削る

迷ったらまず、ペンツールと塗りつぶしの切り替えだけでも身につけてください。この2つを使いこなせれば、ほとんどの作品が完成します。

Undo/Redoの活用

ドット絵制作では、微妙な位置やバランスを何度も試行錯誤します。間違えた打ち込みは Undo で戻し、気に入らなければさらに前の状態へ戻る、という反復作業が基本です。

試行錯誤を恐れず、気軽に Undo/Redo を往復してみてください。ドット絵は「一発書き」よりも「何度も調整する」ほうが完成度が上がりやすいです。

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