FM音源 - PICOM マニュアル

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FM音源

PICOMはチップチューン波形に加えて、4オペレータFM音源を搭載しています。OPN/OPNA系のFM合成方式を採用しており、ベル系・ベース・エレピ・シンセ風など、矩形波・三角波だけでは作れない多彩な音色を制作できます。

FM音源を使う

サイドバーのTRACKタブで、波形タイプとして「FM音源」を選択します。FM音源を選択すると、TRACKタブ内にFMパラメータエディタが展開され、アルゴリズム・フィードバック・各オペレータのパラメータを編集できます。

FM音源トラックのノートとピアノキーの色は、設定したFMパラメータから自動生成されます。同じFM音源でも、パラメータの違いによってトラックごとに異なる色で表示されます。

グローバル設定

FMパラメータエディタの上部にある2つの項目は、4つのオペレータすべてに影響するグローバル設定です。

アルゴリズム

オペレータ同士の接続方法をAlg0〜Alg7の8種類から選択します。アルゴリズムの違いによって、キャリア(音として出力されるオペレータ)とモジュレータ(他のオペレータの音を変調するオペレータ)の組み合わせが変わり、音色の傾向が大きく変化します。

ドロップダウンの下には選択中のアルゴリズムの接続図が表示されます。

設定値説明
Alg01段の直列接続。倍音の多い金属的な音色
Alg1〜3中間的な接続。ベルやエレピ向き
Alg42系統の並列接続(既定値)。バランス型
Alg5〜6並列を多く含む接続。和音的な厚みのある音色
Alg74オペレータすべてが並列。加算合成風の音色

フィードバック

OP1(オペレータ1)の出力を自分自身に戻す量を0〜1の範囲で設定します。0でフィードバックなし、値を上げるほど倍音が複雑になります。

オペレータの設定

FM音源は4つのオペレータ(OP1〜OP4)で構成されており、それぞれ独立してパラメータを設定できます。OP1〜OP4タブで編集対象のオペレータを切り替えます。

パラメータ範囲刻み説明
Ratio0.25〜160.05キャリア周波数に対する倍率。整数倍で調和的、非整数倍で不協和な音色になります
出力レベル0〜100.05オペレータの出力音量。キャリアでは音量、モジュレータでは変調の深さに作用します
Attack0〜3秒0.01音の立ち上がり時間
Decay0〜3秒0.01立ち上がり後にサステインレベルまで減衰する時間
Sustain0〜10.01持続音のレベル
Release0〜3秒0.01ノートを離してから無音になるまでの時間

各オペレータのADSR(Attack・Decay・Sustain・Release)は独立して設定するため、キャリアごとにエンベロープの形を変えて表現力のある音色を作れます。

プリセットを使う

FMパラメータエディタには、登録済みのFMプリセットを呼び出すボタンが並んでいます。カテゴリタブ(Piano / Bass / Strings など)で絞り込みつつ、目的の音色を選んでクリックすると即座に反映されます。

現在のパラメータをプリセットとして保存するには、エディタ上部の「プリセットとして登録」ボタンをクリックしてください。プリセットの管理(編集・複製・削除)は専用のFMプリセット管理ページから行えます。

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